離島で生まれ育った人
離島へ移り住み、暮らす人。
そんな島生まれ、島移住した経験者が綴る
リアルな島の暮らしや生活をテーマとした
エッセイ本を集めました ✳︎
01
「 流れ流れて本屋になった 」
工藤 志昇

書店は、故郷だ。
ゴールの見えない多忙で多様な仕事と、ふとした拍子に思い起こされる大切な記憶ー
北海道利尻島生まれ・現書店員の著者が綴る、島での生活や札幌での書店員としての多忙の日々をユーモア交えて描くエッセイ集。
利尻島で過ごした幼少期、札幌での高校、金沢の学生時代、札幌で書店員で働く現在、そして時折の島への帰省と、それぞれのエピソードをコミカルに綴る。利尻島で暮らす人たちの飾り気のない生活が生き生きと描かれていて、ちょっと笑えてほっこりそんなエッセイ本です。
02
「 猫島に移住しました 」
木月 けいこ

都会を捨てて、猫の楽園へ
次回作のネタに迷うアラサー女子漫画家。夢の漫画家デビューを果たしたものの、売れっ子になるまでも道は果てしなく遠い。できることは全部やらなきゃ漫画会の荒波を渡っていけるわけがない!でも全力で取り組むなら、自分の好きなことがいい!そして決まった猫島こと宮城県田代島への移住大計画。移住地探し、家探し、さらにはバイト探しなど、本気で挑んだ1年と3ヶ月を詰め込んだコミックエッセイ。
コンビニもファミレスもカラオケもない・・・本当に猫しかいない。不自由なはずの生活がじつは自由だったと知る。猫たちの生きる日々。
猫好きの楽園、猫島は本当に楽園なのか。光もあれば影もある。そんな島移住のリアルも見つつ、やはり一度は行ってみたい猫島への憧れも募る一冊です。
03
「 東京、なのに島暮らし 」
寺田 直子

トラベルジャーナリストがカフェのオーナーに。
世界を旅してたどり着いた場所。
訪れた国は100カ国以上、旅歴約40年のトラベルジャーナリスト寺田さんが、東京の離島・伊豆大島に移住して始めた人生の第二章。伊豆大島の古民家との出会い、移住、費用の調達、改装。台風被害やコロナ禍に翻弄されつつも、島の小さな港町でカフェのオーナーになり、少しづつ島での暮らしを作り上げていく日々が綴られています。伊豆諸島で起業や移住を考える人にもおすすめの一冊。
波浮の港に放置された空き家がすてきなカフェになるまでの、これは詳しい記録で、ちょっとスリルなドラマです。ー 俳優 片桐はいり
テレビドラマの舞台となもなった「ハブカフェ」。
凛とした、素敵なオーナーさんが迎えてくれます。伊豆大島に来た際にはぜひ立ち寄ってみては?
instagram @havcafe
04
「 漂うままに島に着き 」
内澤 旬子

乳癌になり、離婚した。
狭い家が嫌になり東京を捨てることを決めた。
40代独身。地方移住の顚末記。
乳癌治療の果て離婚をし、一人暮らしを始めた著者。しかし東京の狭いマンション暮らしが我慢できなくなり地方移住を検討。実際に決断するまでの心境の変化や、家探し、香川県の小豆島に引っ越しを終えてからの約2年間の島暮らしの記録。
小豆島へ行くんだ。そして帰らないんだ。
切符は片道なんだもの。ー本文より
ヤギを飼い、狩猟をして海で海産物を獲る。そんな田舎暮らしが羨ましくもあり、実際の離島への引っ越しや家探しの大変さもとてもリアルに綴られている。地方移住の体験記として参考になる一冊です。
05
「 チョコレート最強伝説 」
尾道のチョコレート工場 ウシオチョコラトル の物語中村 真也

一度食べたら忘れられない。
「あの六角形のチョコレート」はこうして作られた!
やりたいことなんてないけれど、何かやるなら日本で一番になりたい!そんな青年が見つけた「自分の仕事」は、チョコレート屋だった。放浪の旅を経て広島県尾道に辿り着き移住。そして2014年、二人の仲間と向島にopenしたチョコレート工場「ウシオチョコラトル」創業の物語。
完成したチョコレートを3人で味見してみる。ザクザクした食感と、噛んだ時に放出されるカカオの香り。今まで食べたチョコレートの中で、圧倒的に一番美味しかった。ー本文より
出会い、開業、暗黒時代、これからのことーー
ウシオチョコラトルの全てをエッセイと仲間とのおしゃべりで語り尽くした一冊です。
ウシオからナウイへ
2025年その歴史に静かに幕を下ろしたウシオチョコラトルですが、現在はレシピや思想は引き継ぎながらも新しい場所「ナウイチョコラトル」として始動されているそう。
instagram @nahui_xocolatl
06
「 屋久島発、晴耕雨読 」
長井 三郎

屋久島で生きることの楽しさが
いっぱい詰まった本です。
屋久島生まれ屋久島育ち、多くのリピーターを惹きつけてやまない屋久島の宿「晴耕雨読」を営む著者が、ガイドブックには載らない様々な情報と島民の暮らしや想いを綴ったエッセイ本。
赤々と燃える炎を見つめていると、人はなぜか沈黙してしまう。そして、その沈黙の中で気付かされる。
つつましく生きることが、人の務めなのだということに。心に小さな火を点しながら、他人を思いやって生きることが、大切なのだということに、静かに気付かされるのである。ー本文より
07
「 島まみれ帳 」
ミロコマチコ

はじめて空港に降りた瞬間の空気が、もう好きだった!
絵本作家で画家のミロコマチコが移住した奄美大島にとっぷりとつかった濃厚な時間と愛猫との暮らしをエッセイ、イラスト、写真で綴った読み応えたっぷりの一冊。
風や波や雲、温度には絶えず動きがあって、生き物のようだ。そこに現れた姿を描くことで、自分の体に感覚を取り込もうとしている。ー本文より
大きな自然があるのに余白がある島人の生き方。生命力溢れる奄美大島で、「いのち」を描く画家として絵本作家として、どんな体験をし、暮らしてきたのか。「島にまみれていった」著者の6年間の生活記録。読むだけで元気をもらえるような、そんな一冊です。
08
「 島の人、旅の人 」
俵 万智

旅の人というにはやや長く、
島の人というにはまだ短い時間が流れた
2011年、震災を機に仙台から石垣島へ。息子とともに石垣島へ移住した3年間の日々を写真と短歌も交えて綴ったエッセイ集。
住んでみて初めてわかること、慣れてないからこそ驚けること。旅人でも島人でもない宙ぶらりんだから見えるものを、楽しみながら綴ってきた。ー後書きより
島の自然と景色にみるみる元気になる息子と、虫は怖いし魚は捌けない、そもそもアウトドアが大の苦手だった著書による石垣島で日々。「迷惑をかけない方がいいけれど、かけてしまうときには周りからそれを許される人。困った時に助けてもらえるような人との繋がりを築ける人になってほしい」と語る著者の言葉が印象的でした。
09
「 竹富島に移住して見つけた人生で大切なこと 」
三砂 ちづる

65歳、島に家を建てて、
暮らし始めました。
勤めていた大学を定年前に退職し竹富島に移住、赤瓦で平屋造りという伝統家屋の家を建て、65歳にして初めての一人暮らしを始めた著者。町並み保存条例で守られ、年間25もの祭事がある島での暮らしは常に神様とともにあり、島の人たちとの深い人間関係にも守られている。そんな島の伝統や日々の暮らしの様子を詳しく綴った八重山日記。
私は今日も、島で暮らす喜びと共に目覚め、喜びのうちに眠りに就くー 。ー背表紙より
伝統家屋に住むということ、祭り、食、人々との交わり。観光地としてでなく、「暮らす」という視点での竹富島の姿を知ることができる一冊です。
10
「 与論島の山さん 」
薬草に捧げた人生と幸せな終末へのメッセージ 山 悦子

感謝する生き方、理想的な死に方。
どんなときも心を満たす豊かな人生のヒント
鹿児島県与論島で生まれ育った山さん。30歳で脳腫瘍が見つかり余命宣告を受けた際、島に伝わる薬草や食事療法で克服。以来45年以上にわたり島内にある100種類以上ある薬草の研究に取り組み、健康相談や薬草の魅力を伝え続けています。
自身の最期について考えること。
それは「これからどう生きるか」ということに繋がるということ。ー本文より
死者の魂は亡くなった場所に宿るとされる与論の死生観、先祖を敬い感謝する心を忘れないそんな島人の生き方。どのように生きてどのような最期を迎えるか。ちょっと立ち止まって考える、命と向き合う、そんな明日を生きるためのキッカケをくれる一冊です。
以上、リアルな島の暮らしを描いた
エッセイ本10選の紹介でした ♩
島暮らしに憧れる方や
島への移住を考えている方は
ぜひ参考にしてみては ?
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