アートと船乗りの島 「 粟島 」
元々3つの島が潮の流れによってひとつに繋がった、スクリューのような形が特徴の粟島。
瀬戸内海のほぼ中央 香川県の西部にあり、須田港よりフェリーで約15分で着きます。
かつては海運業がとても盛んで、日本初の海員養成学校が開設され多くの船乗りを輩出してきました。
近年では3年に一度開催される瀬戸内国祭芸術祭の会場のひとつにもなっていて、あるドラマでも話題になった漂流郵便局など、アートの島としても注目の島です。
粟島観光にはレンタサイクルがおすすめ
徒歩でも十分に回れる粟島ですが、移動にはレンタサイクルがおすすめです。
港から徒歩3分の所にあるレンタサイクルでは1日500円で借りることができちゃいます。
店番を務める大口しま子さんの口の中に500円を入れ、借りるのも返すのも完全セルフ式というゆる〜い島らしい感じがとってもツボ。
無人のためおつりは出てきませんので、小銭の用意は忘れずに!
自転車でまわる
粟島のおすすめ観光スポット♩
粟島の主な観光スポットは粟島港付近に集まっています。
島内アップダウンが結構激しいので、島を一周するよりは、港周辺をゆっくりと回るのがおすすめ。
では、粟島のおすすめ観光スポットの紹介です!
01、行き先のない手紙があつまる
「 漂流郵便局 」
2013年の瀬戸内国際芸術祭の作品の一つでもある「漂流郵便局」。
現代アーティスト久保田沙耶さんによる、木造の旧郵便局舎を利用したアートプロジェクトです。
”行き先のない手紙”を預かってくれる世界でたったひとつだけの郵便局で、「漂流郵便局留め」として手紙を送れば誰に宛てた手紙でも受け付けてくれます。
芸術祭が終わった今も世界中から沢山の手紙が寄せられ、ここを訪れた人は届いた手紙全てを自由に読むことができます。
この漂流郵便局を目当てに粟島を訪れる方は多いのではないでしょか。
胸に秘めた大切な想いを、ぜひ届けてみては?
行く際には、開局日のチェックを!
■ 漂流郵便局
粟島港から徒歩約10分
第2,4土曜日13:00~16:00のみ開局
02、粟島のシンボル
「 粟島海洋記念館 」
1897年(明治30)に日本初となる海員養成学校が誕生し、ここから多くの外洋船員が巣立って行きました。
この粟島海洋記念館として生まれ変わった旧校舎跡には、昔の船舶機器や模型などの多くの資料が大切に保管されています。
淡いグリーンの壁に、日が差し込む廊下、ホール、ノスタルジー溢れる記念館は自由に見学ができます。
映画「機関車先生」のロケ地にもなっています。
■ 粟島海洋記念館
粟島港から徒歩5分
月曜休 9:00~16:00 無料
03、360°の絶景パノラマ
しま山100選 「 城山 」
粟島に来たらここからの景色は外せません!!アクティブにいきたい方にお勧め しま山100選にも選ばれている「城山(じょうのやま)」。
山頂展望台からは海と周辺の島々を360度見渡せる絶景が待っています。そしてかつて三つの島が繋がってできたとされる粟島のかたちも確認することができます。
標高222mの城ノ山は片道30分ほどで登れ、山頂まできちんと道が整備されているので初心者でもお子様連れにもおすすめです。
天気がいい日はここからも良い夕陽が見れそう。
■ 城山(じょうのやま)
標高222m しま山100選
登山口は旧粟島小学校裏(看板あり)
04、海辺に佇む鳥居
「 馬城八幡神社 」
港から自転車で10分ほどの所にある、馬城八幡(まきはちまん)神社。
八幡神を祀る神社で、参道が砂浜まで続いていて海辺に建つ鳥居は絶好のフォトポイントです。
青い海に白い鳥居。静かで穏やかな波の音。
潮の満ち引きによって、鳥居の風景も全然違って見えるんだそうです。
■ 馬城八幡神社
粟島港より徒歩約15分 見学自由
05、隠れた巨木
「 梵音寺のタブノキ 」
港からは徒歩で8分ほどの所にある梵音寺(ぼんおんじ)。この境内には巨大なタブノキがあります。
樹高は12.5メートル、花期は5月頃で8月〜9月には黒紫色をした実がなるそう。
香川県の保存木に指定されていて、巨木好きの隠れた観光スポットです。
■ 梵音寺のタブノキ
粟島港から徒歩8分 見学自由
06、海が見える島cafe
「 あわろは食堂 」
港から海沿いを歩いているとお洒落なカフェ発見!海が見える島カフェ「あわろは食堂」です。
5月〜10月の週末限定でオープンするあわろは食堂では、島の食材をたっぷり使ったボリューム満点のランチや、季節のフルーツを使ったスイーツやパフェが楽しめます。
可愛くてお洒落な店内に カウンター席からは海が見える最高のロケーション!
とっても人気のカフェなので、予約をしていくのが間違いないです。
■ あわろは食堂
粟島港より徒歩5分
毎年5月〜10月末 11:00~17:00頃(要確認)
TEL 090-3181-8360
07、無数のブイアート
「 ブイブイガーデン 」
島の至る所でみるこの可愛い子ちゃん達は、全てブイ(浮き)で作られたブイアート。
上新田地区にはそんなブイアートで埋め尽くされる素敵なお庭、「ブイブイガーデン」があります。
この庭はパブリックアーティストである松田悦子さんの作品で、色んな表情をした数百個のブイたちが勢揃い!
残念ながらこのブイブイガーデンは他の観光スポットとは少々離れたところにあり、粟島港からだと自転車でも30分強。更にアップダウンの激しい道のりなので時間に余裕がある方におすすめです。
そしてブイブイガーデンの先の海辺がとっても静かで、この景色がとっても好きだったり。
ブイアートは島内の至る所にあるのでぜひ探して見てくださいね^^
■ ブイブイガーデン
上新田港から徒歩3分 粟島港から徒歩1時間
個人のお庭なので、見学はマナーをもって
08、藤井フミヤさんが座った!?
「 F.フミヤベンチ 」
漂流郵便局近くの集落を散策していると、ぽつりと1つのベンチ。
一見ただのベンチなんですが、あの”藤井フミヤ”さんが座ったベンチということで、立派な観光スポットになっているようです。
「もう一度訪れたい島」の1位に粟島を挙げたという藤井フミヤさん。島の方にもとっても大事にされているみたいですね^^
09、島で唯一のお店
昭和レトロな「 武内商店 」
粟島にはコンビニやスーパーはありません。島内で唯一飲み物や食料を買うことができるのはここ「武内商店」のみです!
昭和レトロな雰囲気がそのまま残った趣のある武内商店。島の人たちからは「島のコンビニ」などといわれているそう^^
観光の合間の一息に、ちょっとしたお土産にぜひ。
日曜定休なので、この日に来られる方はご注意!
■ 武内商店
粟島港から徒歩3分
日曜定休 TEL 0875-84-7015
10、絶好の夕陽スポット
「 西浜海水浴場 」
粟島港の丁度反対側に位置する「西浜海水浴場」。
夕陽がとっても綺麗に見える浜です。
良く見るとシーグラスや貝殻がたくさん落ちていたり。波の音を聞きながらのんびり過ごしたり。
陽が沈むまでゆったりとした島時間を^^
■ 西浜海水浴場
粟島港から徒歩15分 島の夕陽スポット
以上、粟島のおすすめ観光スポットでした!
瀬戸内アートと船乗りの島、粟島。
小さな島だけど
フォトスポットはたくさんあります。
ゆっくりと、のんびりと、
島の穏やかな空気を感じながら
過ごしてください^^
粟島へのアクセス
粟島へは須田港と宮の下港の二箇所から船が出ています。それぞれ最寄りはJR詫間駅。(駅から港まではコミュニティバスが出ています。)
須田港 〜 粟島港
【15分】片道330円( 1日8便 )
宮の下港 〜 志々島 〜 粟島
【50分】片道670円( 1日3便 )
須田港では待合室、宮の下港では船内に券売機があるので予約の必要はありません。
乗り場の詳しい案内は公式HPよりご確認下さい。
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