八丈島 大滝

八丈島の自然を大満喫!パワースポットな神秘の【 滝巡り】

20.05.25

羽田からわずか1時間ほどのフライトで行くことができてしまう東京の離島、八丈島。
火山によってできた八丈島には、自然豊かなトレッキングスポットが数多くあります。

今回は八丈島にある気軽に行けるものから、本格的なトレッキングで目指す3つの滝をご紹介します。

いざ、八丈島の滝巡りの旅へ!!

1、裏見ヶ滝(うらみがたき)

横から見た八丈島の裏見ヶ滝

レベル ★☆☆

最初に紹介するのは、八丈島の定番スポットともいえる裏見ヶ滝(うらみがたき)!

名前の通り滝の裏側を歩くことができる珍しい滝です。
駐車場から10分程でたどり着くことができますが、10分といえど滝へと続く遊歩道はジャングルのような木に囲まれていて、まるでジュラシックパークのような森の空気感を味わえるぷち秘境ウォークが楽しめることから、気軽に行けるパワースポットとしてとても人気の観光スポットとなっています。

八丈島の裏見ヶ滝までの森の道

滝へと続く遊歩道は滝壺をぐるっと囲うように伸びているので、水しぶきを浴びながらマイナスイオンたっぷりの滝の裏側を散歩することができます。
流れる滝の水を挟んでみる太陽の光がキラキラしていてとっても幻想的。

八丈島の裏見ヶ滝、裏から見た景色

雨が降った後は特に水量が増して迫力大!
運が良ければ綺麗な虹も見えるかも・・^^

横から見た八丈島の裏見ヶ滝
正面から見た八丈島の裏見ヶ滝

併せて行きたい無料の裏見ヶ滝温泉!

裏見ヶ滝温泉

滝への入り口の道路を挟んだ向かいには無料で入れる露天風呂 裏見ヶ滝温泉」があります。

無料なのにめちゃくちゃ綺麗!!大自然の中でほっと一息。地元の方もよく来ていらっしゃるので、島の色んな情報を聞けるかもしれません^^

ただここは混浴となっているので、水着着用が必須となっていますので忘れずにお持ちください!
更衣室がひとつだけあります。また石鹸などの使用は禁止となっています。

裏見ヶ滝のポイント

  • 車から10分ほどで気軽に行ける
  • 滝の裏側を歩ける
  • 近くに無料の温泉がある

裏見ヶ滝 & 裏見ヶ滝温泉
駐車場、
トイレあり 
バス停「ザ・ブーン」より徒歩5分 

2、唐滝と硫黄沼

レベル ★★☆

続いては、三原山中腹に流れる落差36mの「唐滝」です。
水量は多くないものの、常に水が流れている滝としては島内最大級だとか!絶壁に生える苔がとっても綺麗。

駐車場からは約4.5キロ、往復2時間半ほどのハイキングコースとなっています。

八丈島、三原山中腹にある硫黄沼。
エメラルド色の硫黄沼

硫黄成分が混ざっているために日によって色が変化するというこちらの「硫黄沼」も見所のひとつ!
唐滝へ行く道中で見ることができます。

唐滝・硫黄沼への行き方

八丈島の硫黄沼・唐滝への入り口看板
車はこの先に停めます

スタート地点となる駐車場へは、樫立地区の「昔のとみじろう」脇の道を登って行きます。
こちらのMAPも参考に!

▼ 唐滝・硫黄沼ハイキングmap

道なりに進んで行くと7.8台ほど駐車できるスペースがあるので、車はここへとめます。
駐車場までの道はかなり狭いのでお気をつけ下さい。

唐滝・硫黄沼への入り口に置いてある杖
ご自由にどうぞの杖。

最初は整備された道路が続いていて、だんだんと石がゴロゴロとした道に。
足元には明日葉がたくさん生えていたり、苔が綺麗だったりシダが生い茂っていたり。晴れている日は気持ちの良い山歩きを楽しめます^^

苔やシダが生える唐滝・硫黄沼への道
明日葉が生える唐滝・硫黄沼への道
明日葉もたくさん!

30分ほど歩くと脇に「硫黄沼」への看板があります。
少し道をそれて下って行くとすぐに硫黄沼へ到着!

八丈島、三原山中腹にあるエメラルドグリーンの硫黄沼。

先程も言いましたが、硫黄の成分により天気によって様々な色に変化する硫黄沼。この日は綺麗なエメラルドグリーンに輝いておりました!
ちなみに硫黄の匂いは全然しません。

後から知った話、この池の奥にも小さな滝が存在するみたいです♪

苔の生えた石が並ぶ唐滝・硫黄沼への道

さてさて道を戻しまして、ここから先は更に苔の生えた道を進みます。
水道タンクを超え水道管をまたいだり、こんな川を渡ったり(雨の日は増水注意)

唐滝への途中の川

防波堤の上を歩いたり、小さなダムがあったり。

防波堤の上を歩く唐滝へと向かう道
石の防波堤の上を歩きます
唐滝への道に小さなダムがある
小さなダムもありました

なんだか冒険心をくすぐる道のりを進んで行くと、駐車場から小1時間ほどで唐滝に到着です。

八丈島の唐滝
滝壺も綺麗

水が少ないので、シャワーのような水しぶきが風の流れで飛んで来てとっても気持ち良いんです。

唐滝の苔の生えた岩石から流れ落ちてくる水
唐滝の岩石に生える美しい苔

そしてとにかく岩壁の鮮やかな緑の苔がめっちゃ綺麗です。
天気が良い日にはこんな虹にも出会えます^^

唐滝の滝壺に現れる綺麗な虹

この日すれ違ったのは男性一人だけでした。だーれもいないこの空間を独り占め。
水の音を聞きながら、静かで贅沢な時間を存分に楽しめます♡

唐滝・硫黄沼のポイント

  • 砂利道や荒い道もあるのでスニーカー必須
  • 水は手に入らないので事前に準備しておく
    (昔のとみじろう前の富次郎商店で買える)
  • トイレも無いので出発前に済ませておく
  • 天気の悪い日は足元注意!

3、秘境トレッキング 大滝

八丈島の大滝

難易度 ★★★

八丈島の中では最も大きく、滝壺は2メートルの深さにもなる秘境「大滝」。
辿り着くまでにもいくつかの滝を見ることができます。普通の観光に飽きてしまった冒険好きなアクティブの方にはおすすめ。

ただ実はここ、ガイドブックなどには載っていない場所なんです。
かなり本格的なロッククライミングもするしガッツリ沢も渡るし、詳しい位置がわかるマップもないので観光協会の方も一人で行くのはあまりオススメしないんだとか。

ツアーを申し込んだりガイドさんを付けるなど、道を知っている人と行くのがいいかなあ〜と思います!

大滝への行き方

八丈島の鴨川林道への分岐点の石標
鴨川林道 分岐地点

途中までは三原山登山口へと向かう観光協会近くの防衛道路を進みます。
しばらくすると写真の鴨川林道への分岐があるのでここを左折(右に行くと三原山登山口方面です)

緑が生茂る鴨川林道途中の景色
鴨川林道途中の景色

先のくねくね道は鴨川林道終着まで続いているので、車で行けるところまで行きます。あまり人も車も通らないみたいなので、道路には苔が生えていたりします。
終着であろう道路の行き止まりには、鴨川林道終点と書かれたブロックがあるので車はそこまでです。

そこからいよいよスタート!山道を15分ほど進んで川床へと入って行きます。
ここからがだんだんハード。

八丈島、大滝への路。沢を行く。

こんな感じの沢を歩いて行くので、長靴とか防水シューズがあれば完璧。(ギョサンでいけるっていう声もあり笑)

そして次に立ちはだかるのはこの大きな岩たち!!!

大きな苔の生えた大岩を登って行く大滝の路

こんな岩たちを越えて行きます。めっちゃ苔が生えていて滑りやすいので注意です(何度もこけそうになりました泣)

そしてしばらくすると、ひとつ目の滝を発見!!

大滝手前に見える苔の綺麗な滝

大滝ではないけどこれで十分綺麗じゃん!!と思うくらい枝分かれの糸の様な流れる水と苔の緑がとっても綺麗です。

またしばらく岩を乗り越え進んで行くと二つ目の滝発見!!

最初にたどり着く大滝。
水、めっちゃ綺麗
苔が綺麗な大滝
苔も相変わらず、めっちゃ綺麗

高さはそこまでではないけれど、滝壺も広いし水も綺麗だし、夏はここで泳ぐ人もいるみたいです。
もうこれで充分て思うんですけどここまで来たらもう少し!

この滝の横を更に登っていくとようやく到着です!大滝!

八丈島 大滝
着いた〜 大滝!!!

上から差し込む太陽の光がいい感じに滝壺を照らしていて、苔の緑と冷たい空気がなんだかすごく神秘的。やっぱ島no1の滝です。
滝壺は2メートル近くあるそうなので一度潜ってみたいですね。

簡単に来れる場所ではないですが、駐車場からは1時間ほど。八丈島の自然をさらに満喫したいって方にはめっちゃおすすめの場所です。
めっちゃ自然満喫できます!

ただかなりハードな道のりなので、女性一人とかで行くのは少々危険。この辺は電波も危ういので、必ず計画的に行くことをおすすめします!
ガイドさんを頼みたい場合は観光協会などに問合せをしてみて下さいね^^

大滝のポイント

  • 険しい道のり、本格的なロッククライミング
  • トイレや飲み物はなし
  • 防水、滑りにくい靴がおすすめ


以上、八丈島の滝巡りの紹介でした!

今回紹介した以外にもまだまだ多くの滝が島には存在します。
山や滝、川、海とたくさんの自然があふれる八丈島。

都会では味わえない自然のパワーを感じられる、素敵な旅になりますように、、、

八丈島の基本的情報はこちらから

八丈島観光協会HP
https://www.hachijo.gr.jp

八丈島の 滝 情報
http://www.hachijo-vc.com/kokkome/m_PDF/0807.pdf

裏見ヶ滝で見えた虹
裏見ヶ滝で見えた虹^^

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