【八丈島】三原山登山と、大自然のハイキングを満喫!

20.05.23

八丈島 三原山登山

ヒョウタンの様な形をしている八丈島は、
西山の八丈富士と東山の三原山
二つの海底火山がくっついてできています。

今回は東山とも言われる
三原山登山の紹介です。

豊かな水と秘境感のある三原山

八丈富士から見る三原山
八丈富士から見る三原山

「三原山」と聞くと、同じ伊豆諸島 伊豆大島の三原山を思い浮かべる方が多いと思いますが全く別の山です。区別するのに「八丈三原山」とも呼びます。
富士山の様な円錐をしている八丈富士(854m)に対し、三原山(701m)は平べったく広大な山です。
水が豊かで唐滝や裏見ヶ滝、大滝など多くの滝や川が流れ、八丈富士とは一味違った秘境感のあるハイキングを楽しむことが出来ます。

三原山山頂へのルートはいくつかありますが、今回は八丈島観光協会さんが出しているこちらのmapを参考に紹介していきたいと思います。

三原山 山頂マップ
(八丈島観光協会より)

三原山登山へ
登山口は無線中継所から

八丈島、防衛道路と鴨川林道との分岐点

まずは登山口となる無線中継所を目指します。
観光協会近くの防衛道路を入り、山道を進んで行くと鴨川林道分岐に到着。この石の表記が目印です。
車は7.8台は停められるスペースがあるのでここに停めていきます。

三原山ハイキング、無線中継所を目指す道。塗装された道路。

ここからは整備された塗装道路を歩いて登っていきます。

三原山の入り口、NTTの無線中継所。
登山口である無線中継所

途中 道標が見えるので左折。車を停めてから30分ほどで、登山口となる無線中継所に到着です。

この日は4月のはじめ。
桜と八丈富士が綺麗に見えました^^

4月の八丈島。
三原山登山口近くで綺麗に咲いている。

こちらの無線中継所にも2台ほど駐車可能でした。
ですが公式でないのでここま来るのはタクシー推奨とのこと

無線中継所の脇の階段を進む

八丈島の三原山登山道。
NTT無線中継所の脇の階段を進む。

無線中継所の脇が入り口となっているので、ここからいよいよ三原山登山のスタートです。
道は狭いですが、しばらくは階段が整備されています。

八丈島の三原山登山道。しばらくは階段が続く。

しばらく進むとだんだんと獣道へと変わっていきます。

八丈島の三原山登山道。草が生茂る細い小道をいく。

八丈富士に比べて視界が開けていないのと、通る人が少ないせいか背丈ほどの草木が生い茂っていて歩きづらい道もありなかなかハード。蚊のような小さい虫も多く、藪対策にも長袖を着て肌の露出は避けたほうが良いです。

またこの辺りは電波も通じづらくなるので、携帯はシャットアウトして無心モードに。静かな山歩きを楽しみます。

八丈島の三原山登山道。このNTTの看板が見えると視界は一気に開けてくる。

あっという間に”NHKの看板”。
これが稜線に出る目印です。

尾根道に出たら 山頂はもうすぐ!

八丈島の三原山登山道から望む八丈富士と八丈小島。
八丈富士と八丈小島が綺麗に

ここからは一気に視界が開けるので絶景の稜線歩きを楽しめます。
左を見れば八丈富士と八丈小島。右を見れば雄大なカルデラ。

八丈島の三原山登山道から望む三原山の雄大な緑のカルデラ。

ここまで来ても、誰ともすれ違うことなくひたすら山を貸し切っている気分です。なんて最高なんでしょう。

八丈島の三原山登山道

写真に見える”電波塔”を目指して歩いて行きます。

八丈島の三原山の三角点!

あっという間に電波塔へ到着すると、山頂どこ?と一瞬迷いますが、後ろからぐるっとまわったら三角点の発見です!
無線中継所から1時間弱ほど道のりでした。

八丈島の三原山頂上からの景色。晴れていれば青ヶ島まで見える。
天気が良ければ青ヶ島まで見えるそう。

八丈富士の様にお鉢巡りをしたり火口部へ降りれたりなどの派手さは無いけれど、生茂る緑やジャングルの様な自然の雄大さは勝るものがあります。
天気がいい日には青ヶ島まで見ることができるそう。

そしてなんといっても静かで良い。相変わらず誰ひとりとして会わずにここまで来ました。
この少しの孤独感と自由さ。何も言わずとも無条件に受け入れてくれるこの自然。堪らないです。

カルデラにあった湖の名残
大池・小池の路へ

八丈島の三原山頂上から大池小池を目指す道。

山頂からは元来た道をそのまま引き返してもいいですが、map上の「大池」と「小池」も気になるのでついでに行ってみることに。
山頂から反対側の樫立地区に降りていくイメージです。

八丈島の三原山頂上から大池小池を目指す道。塗装された道路を進む。

車道の様な整備された道をのんびり散歩。

八丈島の三原山頂上から大池小池を目指す道。ここまでは車両侵入禁止
車は入れない様子

車は通れないみたいですが、歩きならこちらのゲートをくぐって行きます。

八丈島の名物、明日葉が至る所にたくさん生えていました。

明日葉がたくさん生えている三原山ハイキング。

三原山山頂から30分ほど歩くと「大池小池の路」と書かれた道識を発見があるので、矢印の通りに林道を進んでいきます。

大池小池の目印

とりあえずジャングル感がものすごいです。

三原山の火口内、大池小池までの道のり。木々に囲まれている。

木に囲まれ足元には苔やシダがたくさん。この山の保水力が高い証拠です。
とても静かだけど自然の音でいっぱい。なんだか不思議な空気です。

5分ほどでまずは「小池」へ

小池の目印
三原山、小池。晴れている日は湿地で水は無い。

ここは大雨の後以外は湿地になっている様で、奥の方まで歩いて行くことが出来ました。

三原山、小池。

草木の知識がある方と一緒ならきっと楽しいだろうなあと思いながら、、

続いてその先にある大池です。

三原山、大池の目印
三原山、大池。
長方形で貯水炉のよう。

こちらは水を湛えていました。わりと奥まで続いていて貯水池の様な感じ。
この「大池」と「小池」は6000年ほど前は湖だった火口内の名残なんだそうです。

さらに先も道は続いていますが、この先は危険みたいなのでここで引き返すのが賢明。
林道を抜けまた道路に。このまま先を進むと、唐滝硫黄沼を経て樫立方面に抜けることが出来ます。(三原山縦走)

今回は車を置いてきていたので、ここからまた来た道を引き返し無事下山しました。


唐滝・硫黄沼についてはこちらで詳しく書いています。

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八丈島の三原山ハイキング路


結局車を降りてから戻るまで、誰にも会わずの山歩きでした笑
4月のはじめ。八丈富士にはたくさんの人がいたので、三原山はやはり穴場のようです。

ただし人に会わないということは何かあった時に発見してもらえないというリスクもあります。電波のない箇所が多いので、MAPの確保や水分そして登山届を忘れずに出してきちんと準備してから行く様にして下さい。

初めての来島だとなかなか時間がないかもしれませんが、静かな山歩きがしたい方には三原山登山はとってもおすすめです。

三原山登山のポイント

  • 山頂付近は電波は全く繋がらないので注意
  • トイレや自販機はないので出発前に済ませておく
  • 登山口までのアクセスは要確認
  • 登山届を出しておく

以上、八丈島三原山登山の紹介でした!

素敵な八丈島の旅になりますように。。^^

-八丈島, 東京, 関東エリア
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